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轢き逃げしちまった!/第3回
<編集部より>
 巷で話題のニュースや現象を過去の裏モノJAPANで読み解く裏モノNEWS。今回のテーマは、2001年7月号・特集『絶体絶命からの脱出』より轢き逃げでお送りします。


裏モノNEWS特別連載
特集『絶体絶命からの脱出』より
轢き逃げしちまった!


取材+文 編集部

第3回 第1回はコチラから

「今朝の10時に車を
盗まれたことにしてくれ」


 振り返るとそれは人だった。衝突する数秒間の記憶は抜け落ちているものの、周囲の状況からいって自分の運転する車が轢いたのは間違いない。

「救急車を呼ぶ? そんな余裕ないっすよ。冷や汗を流しながら、無意識のうちに、アクセルベタ踏みで逃げ出しましたもん。被害者が血を流したかどうかもわからないんです」

 そして、気が付けば住宅街を走り抜けていたそうだ。いったい罪の意識はないのか。そう問えば、即座に「ある」と答える中原。が、一方で17才の少年は冷静に頭を働かせていた。

「人を轢いたんだから、めちゃめちゃヤバイじゃないっすか。なのに先輩は『どうする? 急いで修理屋に持って行くか』とか、『このまま杉原に返しちまおう』なんて、トンチンカンなことばかり口走ってんすよ。でも、そんなことすれば、ソッコーで足がつきますよね? で、無い知恵絞って考えたのが、車を林に捨てたらどうかったこと。子供じみたアイデアかもしんないけど、代車を盗まれたことにして、でっち上げの犯人の仕業にしょうと考えたんですよ」

 思うが早いが、彼はすぐに車を停め、杉原の家へ電話を入れる。

「ヤツに説明するのが大変でした。『事故った』と言ってもなかなか信じてくんないんすよ。まっ、そりゃそうですよね。河原で遊んでいるハズなのに、住宅街のど真ん中で人を轢いた、なんて。けど、アイツもオレらの様子が尋常じゃないって気付きまして。急に神妙な声で『オレは何をすればいいんだ?』って開き直りました」

 話を聞く態勢になった杉原に中原は説明する。

 まず、親父と一緒に警察へ出向き、代車の盗難届けをだすこと。その際、杉原自身は大人しい服装で警官に好印象を与える。さらに、代車は今朝10時、地元のスーパーの駐車場で盗まれたことにすること。
 轢き逃げプランは『ニセ盗難届』が通るか否かにかかっていた。杉原親子が中原の人生を握っているも同然だった。

 一方、この間に土井は現場近くに住む友人へ電話を入れ、事故の様子を探りに行かせていた。返事は次の通りだ。

『やっぱりひき逃げ事件があったみたい。人だかりができて、救急車も来てたよ』

 地面には多少ながら出血の跡も残っていたという。話では、被害者の生存だけは確認できたらしい。

「残る問題は車をドコに捨てるかですよね」


最終回へ続く(4月24日17時公開)



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