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衛生夫のオレが東京拘置所新3舎で出会った死刑囚/第1回
<編集部より>
 巷で話題のニュースや現象を過去の裏モノJAPANで読み解く裏モノNEWS。今回のテーマは、拘置所の死刑囚です。

凶悪犯罪が急増する世の中。極刑宣告を受ける犯罪者も少なくないですが、拘置所で暮らす彼らの生活ぶりとはいかなるものか。食事係として服役してきた読者の投稿をお送りいたします。


裏モノNEWS特別連載
テロ実行犯に殺人鬼! そこは「小菅の動物園」と呼ばれていた
衛生夫のオレが東京拘置所新3舎で出会った死刑囚


駿河ユキオ 仮名 31才

第1回

 03年8月28日。大阪地裁で、池田小学校児童連続殺害事件裁判の判決が言い渡された。

 被告・宅間守に下されたのは、大方の予想通り死刑。だが、その瞬間、当の本人は入廷直後裁判長に吐いた暴言がもとで、退場を命じられていた。
『最後に言わせろや。どうせ死ぬんやから』
 最後の悪あがきか。単なるヤケクソか。いずれにせよ刑が確定し、いざ拘置所に収容されれば、強がりも言えなくなるだろう。※同死刑囚の刑が執行される前の記事につき、ご理解を。

 通常、刑が確定すれば刑務所に送られるが、死刑囚は例外。拘置所で余生を過ごす。
 三畳一間の独居房で、唯一の娯楽は新聞などの活字だけ。恐ろしく窮屈な空間で、ひたすら運命の日を待ち続けなければならない。それはまさに地獄の日々といっても過言ではないだろう。

 こんなことを断言できるのも、オレが1年間東京の小菅拘置所で死刑囚と共に暮らしてきたからに他ならない。
 反省の日々を送る者。メシだけを楽しみに生きる者。自慰に狂う者。そこは小菅拘置所の動物園と呼ばれていた。


カード詐欺で
1年半の実刑を喰らい


 前科者となった今、説得力はないが、元々オレは犯罪などとは無縁の平凡な暮らしを送っていた。

 偏差値50の地味な高校生活を終え、地元の運送会社に勤めたのが平成2年春。プロ野球観戦と早朝草野球を楽しみとする、ささやかな生活をエンジョイしていた。
 が、3年後、友人の紹介で知り合ったキャバ嬢にハマり、一気に散在の熱に冒されてしまう。彼女に嫌われたくない一心で金を使いまくり、気が付けばサラ金からの借入れが300万を超えていた。そして、あろうことか同僚に誘われるまま、カード詐欺に手を貸してしまったのである。

 なぜ、あんなバカな真似をしでかしたのか。今、考えても魔が差したとしか思えないが、いずれにせよド素人の犯罪が長続きするワケもない。
 サラ金やカード会社からダマシ盗った総額が400万に達したところで御用となり、警察署に留置された後、小菅拘置所へ送られた。罪状は有印私文書偽造、同行使である。

 雑居房の中には香典泥棒や覚せい剤中毒者、恐喝で捕まったヤクザなど、計8人の先客がいた。と、どこからともなく声がかかる。

「初犯なら執行猶予が付くから、そんなに落ち込むなって」
「…はい」

 しかし、法は甘くなかった。検察側の求刑2年に対し、1年半の実刑。カード詐欺が本格的に流行る前で、今後の社会的影響を考慮した上での見せしめ的な判決だったように思う。

 刑が確定した瞬間、グレーの服に着替えさせられ、拘置所での作業が始まった。
 メンズメルローズなど、当時流行ったDCブランドの紙袋作り。1時間で20~30枚、主婦の内職のように一枚一枚糊を貼りあわせていく。
 作業の合間には、面接やIQテスト、性格診断テストを受けさせられた。これからドコの刑務所に送るか。適性検査を行っているらしい。ムショでは、イジめられたりしないだろうか。そんなことを考えながら、日々を送っていた。



第2回へ続く



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