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衛生夫のオレが東京拘置所新3舎で出会った死刑囚/第2回
<編集部より>
 巷で話題のニュースや現象を過去の裏モノJAPANで読み解く裏モノNEWS。今回のテーマは、拘置所の死刑囚です。

凶悪犯罪が急増する世の中。極刑宣告を受ける犯罪者も少なくないですが、拘置所で暮らす彼らの生活ぶりとはいかなるものか。食事係として服役してきた読者の投稿をお送りいたします。



裏モノNEWS特別連載
テロ実行犯に殺人鬼! そこは「小菅の動物園」と呼ばれていた
衛生夫のオレが東京拘置所新3舎で出会った死刑囚


駿河ユキオ 仮名 31才

第2回 第1回はコチラから

おまえは拘置所に
残ることになった


 何か様子がおかしい。連続3日間、面接を受けさせられ、さすがに意識し始めた。

 初めの面接官は所内の制服組だけだったのが、2日目以降はスーツ姿の連中も現れ、執拗なまでに同じ質問を繰り返す。本当に薬物経験はないか。組関係者とつながってないか。

 そして3日後、オレは別室に移動させられ、オヤジ(担当の刑務官の別称)から仰天の知らせを聞かされる。

「おまえはここに残ることになった」
「へっ?」

 残るってどういうことだ。「初犯者はだいたい栃木か静岡だろう」と、同房のヤクザに聞かされ、覚悟を決めていたのに…。

 口をポカンとするオレに、オヤジは続ける。

 受刑者の中には、刑務所に送られることなく、刑期終了まで拘置所で過ごす者がいる。当所執行受刑者と呼ばれ、厳正な検査や面接をくぐり抜けた者だけが、その権利を得る。
 厳しく選別されるのは、拘置所で刑務官の補佐的な仕事に従事させるため。具体的には、食事の準備(通称、炊場)、施設の修理・保繕(営繕)、清掃(内掃、外掃)、囚人の身の回りの世話(衛生夫)の計5種類。刑務所より多種多様な囚人と接するため、否が応でも温厚な性格が好まれるそうだ。
 いずれにしても、拘置所でのお務めが、刑務所より断然ラクなのは間違いない。オレはついていた。

 3日間の新人訓練の後、いよいよ配属先が言い渡された。

「新3舎の衛生夫だ」
「はい」

 小菅拘置所には、南舎(3棟)、北舎(3棟)、新舎(6棟)の3つの宿舎があった。
 拘置所は、そもそも刑務所に送るまでの一時施設だから、3棟の建物全体に未決囚が散らばっているのは言うまでもない。が、その振り分けには傾向があった。
 大雑把に言えば、初犯の未決囚やオレたち当所執行者が寝泊りする雑居房は主に南舎。再犯の未決囚は北舎。特捜関係者は新舎といった具合だ。

 死刑囚や強盗殺人をはじめとした凶悪犯は、監視カメラの設置された独房が集まる新3舎や4舎の1~2階に収容されていた。つまりオレは、普段の寝食は南舎で行い、昼間は死刑囚の身の回りの世話をすることになるのだ。正直、肩の荷が重かった。
 よほど不安げな表情を浮かべていたのだろう。オヤジが震えるオレの肩を叩いて言う。

「大丈夫だって。問題さえ起こさなければ、すぐに馴れるよ」



第3回へ続く(5月19日公開)



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