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単なる『郵便物の転送』バイトがオレを前科一犯に追い込んだ理由/第3回
<編集部より>
 巷で話題のニュースや現象を過去の裏モノJAPANで読み解く裏モノNEWS。今回のテーマは、インターネットで見つけた怪しいアルバイトです。※第1回はコチラからです。


裏モノNEWS特別連載
単なる『郵便物の転送』バイトが
オレを前科一犯に追い込んだ理由


種田すぐる 仮名 23才

第3回

偽造保険証で家族5人の
口座を作る予定が…


 翌日、バイト先から走って帰宅、郵便受けを開けると、大きめの茶封筒がひとつ入っていた。中には保険証2枚、印鑑2本、それとA4サイズのマニュアルが。保険証には「被保険者 吉村浩二(仮名)」と記されている。誰だコイツ?

『ブブブブブブ~』

 ちょうどそのとき、ケータイの着信を知らせるバイブが鳴った。

「マニュアルは確認されましたか? 種田さんは吉村浩二さんになりすまして、口座を作ってください。あさひ銀行、富士銀行…」

 アライは計10行の銀行名を挙げた。ニセの保険証を使って、ここに架空口座を作るらしい。

「1日頑張れば、ン十万になりますよ!」
「はい、がんばります」

 最初は山手線某駅前のあさひ銀行だった。守衛のオッサンに案内されながら、通帳の新規開設申し込み用紙に記入。ボロを出さないよう、保険証の内容は完璧に記憶してある。

 ひととおり記入を終え、窓口へ提出する。と、予想もしない返事が戻ってきた。

「吉村様、申し訳ありません。2月から規定が変わりまして、ご家族の口座をまとめて開設できないんですよ」
「えっ!?」

 急激に心臓の鼓動が音を立て始めた。ヤバイ。どうすりゃいいんだ。

「じゃっ、じゃあ、とりあえずオレの分だけ作ってくれるかな」
「かしこまりました」

 おそらく、そのときオレの顔はひきつりまくっていたに違いない。くそー、なんでこうなるんだ。話が違うじゃないか。

 不安な気持ちを抱えたまま富士銀行へ。同様の手続きを踏み、新規開設を申し出る。しかし、ここもまた本人しか口座は作れないという。それが規則だと言われればどうすることもできない。

 オレはすっかりメゲてしまい、アライに泣きの電話を入れた。

「あさひも富士も本人名義のものしか作れないんですけど。リスクの割りに報酬が安すぎるんで、…やめさせてくれませんか」
「そうですか。わかりました。ただ、シティバンクだけは急いでまして、ソコだけはお願いできないでしょうか。料金は2倍出します」
「……」

 断わる勇気がないのと、「料金2倍」にひかれ、オレは言われた通りに口座を一つだけ開設、結果1万の収入を得た。が、事前に“10万円”の話を聞いていただけに落胆の色は隠せない。
 もう、こんな仕事はやめよう。危険を冒してまで実行するような金額じゃない。オレはその旨をアライに伝え、今後は再び転送サービスのみ続けることにした。


第4回へ続く(5月28日公開)



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