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私はハタチの闇金ギャル店長/第2回
<編集部より>
 巷で話題のニュースや現象を過去の裏モノJAPANで読み解く裏モノNEWS。今回のテーマは、ヤミ金を運営するギャル店長です※第1回はコチラからです。


裏モノNEWS特別連載
マジでチョー返してほしいんだけど!
私はハタチの闇金ギャル店長


水口早紀 仮名 20才

第2回

ウソ八百並べても
事務所に誘い込め


 平成13年7月。株式会社ブリッツファイナンス(仮名)は東海地方の某市、繁華街の外れにあるマンションの一室に店をオープンさせた。中は16畳ほどの1ルームをパーティションで仕切っただけの、簡単な作りだ。

 私が最初に与えられた仕事は、DMの発送だった。名簿に載った約2千人に片っ端から営業の案内を送るのだ。

 もっとも、ハガキに記された利息18%や支店10店舗なんて文句は全部ウソ。本当は10日で5割、通称トゴだ。

プルルルルル~~

 翌朝一番、店の電話が鳴った。

「はい、ブリッツファイナンスです。はい、はい、ありがとうございます」

 オーナー、猫撫で声なんか出しちゃって、チョー可愛いじゃん。

 単なる問合せかと思いきや、その30分後、50過ぎの冴えないオジサンが本当に金を借りに来た。首をうなだれ何度もお辞儀しながら、5万円を受け取る姿は痛い、痛すぎる。

「早紀、接客の流れをちゃんと見てたか?」
「は、はい」
「ほんじゃ、これ、ファイルしといて」

 住民票に免許証のコピーと実印、印鑑証明。他にも会社や自宅の地図に借用証と念書、債権債務不存在証明書なんてややこしいモノまで含め、計10枚。何でも、警察対策のために、個人間の貸し借りを装うらしい。

 けど、不思議。こんなバカみたいな金利で、どうして金を借りるのかしら。

「バカ、サラ金で相手してもらえないような多重債務者は、ウチみたいなのを頼るしかねーんだよ」
「へぇ~。で、多重債務者って何ですか?」
「………」

 あきれながらも、オーナーは親切丁寧に金融の知識を教えてくれた。法定金利や自己破産の仕組み。何より叩き込まれたのは、商売のやり方だ。
 とにかく事務所に誘い込め。電話でウソ八百並べたところで、目の前に金をぶら下げられたら、トサンでもトゴでも飛びつくのが借金人間のサガ――。

 そんな、ある意味非情な考え方に正直、最初は反発心を覚えた。

「なんで、あのおばあちゃんから年金証書まで取り上げるんですか。かわいそー」

「オマエ、甘いよ」
「甘くないです!」
「んじゃ、自分の金を貸してると思ってみ? 5千円でも1万円でも絶対に取り返そうとするだろ」
「そ、それは…」

 悔しいけれど、何も言い返せなかった。

第3回へ続く(6月2日公開)



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