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坊主丸儲けとは、よく言ったもんだ 平成の裏仕事師『インスタント僧侶』/第1回
<編集部より>
 巷で話題のニュースや現象を過去の裏モノJAPANで読み解く裏モノNEWS。今回のテーマは、平成の裏仕事師よりインスタント僧侶のお話です。

 転職が盛んなご時世。ちょっとした金さえ積めば、坊主にもなれるって寸法で、主人公も50万で買った正式な僧侶の資格を使い、世にも奇妙な僧侶派遣業なる仕事を開業、荒稼ぎしております。アイデア一つで金は稼げるもの。社会勉強にお一つご覧ください――。


裏モノNEWS特別連載
坊主丸儲けとは、よく言ったもんだ
平成の裏仕事師『インスタント僧侶』


松川惟一 仮名 42才

第1回

 みなさんは、僧侶と聞いてどんなイメージを持つだろうか。
 まさかいまどき『聖人君子』はないにしても、それなりに修行を積んだ、その道のスペシャリストと考えるのが一般的だろう。

 だがここに、自分の寺も持たず、本来厳しい修行の末に手に入れるべき僧侶の資格を50万円で買った、『インスタント僧侶』と呼ぶべき人物がいる。
 松川惟一(仮名)、42才。3年前、13宗56派と呼びなわされる某伝統宗派の僧侶となった男だ。現在、彼は友人と『東日本僧侶派遣連合』(仮名)なる事務所を設立。宗派を問わず、相場の半額で通夜や告別式を引き受けているのだという。

「『坊主丸儲け』とはよく言ったもんでね。まさかここまで金になるとは思いませんでしたよ」

 ラフな法衣姿でコーヒーをすする松川氏が、僧侶ギョーカイの裏側を語り始めた。

住職の家庭は
お茶の味が違う


 坊さんになる前は15年間、家庭教師の派遣業をやってました。大学や教員経験のある連中を集めて、客の希望に合う先生を斡旋するのが仕事です。
 始めたころは第二次ベビーブーム世代の受験ラッシュと重なって、いくらでも稼げましたね。私も国語と社会を教えて、羽振りはいい方だったと思いますよ。

 けど、いまは少子化の時代でしょ。この10年間で目に見えて生徒数が減ってきて、マトモに勉強を教えてるだけじゃ食えないんです。一時は、コネクションのある大学にルートを作って裏口入学の斡旋みたいなこともしてましたけど、あれもいろいろ気ばかり遣って大変でしてね。

 で、3年前、いよいよ別の仕事でも探そうかと情報収集してたとき、知り合いから「いい話があるぞ」って声をかけられたんです。修行もせず、髪も剃らずに坊さんの資格が買える、と。なんでも、その宗教のトップクラスの人間にコネがあるらしいんですよ。

 胡散臭い話でしょ。私だって他のヤツが言えば信じられなかったけど、話を持ってきたのが裏口入学の件で世話になった人でね。ものすごく顔が広くて、彼ならそんなことも可能じゃないかって、私、その場で「よろしくお願いします」ってアタマ下げましたもん。

 家庭教師から僧侶に転身ってのは、あまりに唐突だって、そう言いたいんでしょ。わかりますよ。でも、私らの間じゃ前から話してたんですよ。「坊さんほど儲かる商売はないよな」って。

 ほら、家庭教師で生徒の家に行くと、否が応でも家庭の事情が覗けちゃうんですよ。その中には寺の子供なんかもいるわけです。そうすると、生活のレベルが庶民と全然違う。周りを気にしてか、一見、質素に見えるんだけど、まず出てくるお茶が違うから。なんか、やたら味がいいんですよね。

 で、「お夕飯どうぞ」なんて寿司を取ってくれると、今度は醤油が違う。コクといい、まろやかさといい、スーパーで売ってるのとは明らかに違う別物。『どっちの料理ショー』に出てくるようなこだわりの醤油なんですよ、これが。

 ああ、こういう見えないとこに金を使うのが本当のかねもちなのか。なれるもんなら坊さんになりたいって、そういう思いがずっと心のどこかにあったんでしょうね。


第2回へ続く(6月22日公開)


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