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裏モノJAPAN公式ブログ











月刊誌『裏モノJAPAN』(鉄人社刊)の公式ブログです。
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ある郵便配達員の犯罪/第2回
<編集部より>
 巷で話題のニュースや現象を過去の裏モノJAPANで読み解く裏モノNEWS。今回のテーマは、悪い郵便局員さんをお送りします。

 郵政民営化以前、郵便物を公園に廃棄したり様々な問題が浮き上がっていた同局員ですが、中には、一切発覚せずに悪事を繰り返していた者もおりましたようで…。


裏モノNEWS特別連載
手紙を開封し、キャンペーングッズをネコババ
ある郵便配達員の犯罪


田所久二 40才 仮名 郵便局勤務の40才。独身

第2回


手紙の送り先は
初恋の相手だった


 入局4年目の梅雨入り前、と記憶している。
 JRの駅にほど近いマンションへ配達途中、封筒の束の中に見覚えのある名前を見つけた。
【A市B区若草町4―513
プラージュ田辺301号室
小島千香様】
 中学時代の初恋相手だった。目のクリクリとした河合奈央子みたいなコで、バスケ部のヒロイン。中学を卒業してから11年がたち、彼女は今どんな生活を送っているんだろう。もう26才になるはずだが、姓が昔のままということは、結婚はまだか。もう私のことなど忘れてしまっただろうか…。
 いろんな思いを頭をよぎらせながら、バイクにまたがりアクセルを回す。国道と私鉄線路に挟まれた大通りに出て、赤い二輪車は、なぜか我が家に向かった。
 完全に自分を見失っていた。もし、このとき、配達エリア内に自宅アパートがなければ、私は一生ド真面目な郵便局員で終わったに違いない。
 頭はズキズキ、口内はカラカラ。震える左足でフットブレーキを踏みながら、自宅に到着。郵便受けにスヌーピーの封筒を入れると、慌てて配達ルートへ戻った。オートバイのミラーには、少し口元の歪んだ顔が映っていた。
 手紙を開封したのは、その3日後である。便箋には丸い文字が踊っていた。
『この間は旅行楽しかったね!
今度は私も千香も彼氏と一緒にいこーね』
 会社の同僚と思しき差出人の女性は、尾瀬への旅行、取引先の伝票、忘年会の2次会など、他愛もないことばかりを記していた。
 少しがっくりし、安心した後、恐くなった。
 とんでもない罪を犯している。バレたら解雇は免れないどころか、郵便法の『放棄』か窃盗罪でパクられてしまうだろう。こんなバカな真似は二度とやるまい。
 そう心に誓ったはずだったのだが…。


第3回へ


※当記事は裏モノJAPAN2004年6月号に掲載されております。バックナンバーをお求めの方は鉄人社HPよりご購入ください。




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